省エネ対策は、企業にとって3つの意味があります。第一はリスク回避のための省エネです。原発再稼働に対する厳しい世論が続く中、夏のピーク時などには計画停電が発生するリスクがあります。また、電気料金の値上げも予定されています。これは大きな経営リスクです。それを回避するためには省エネが重要です。第二は利益創出のための省エネです。省エネでエネルギーコストを削減できれば、それはそのまま利益になります。同等の利益を売上アップで創出するためには、原価や経費を考えると利益の何倍もの売上が必要になります。人件費カットによるコスト削減は企業の体力を弱めます。それに反して省エネは生産性を高め、経営体質を強化することにもつながります。第三はブランド価値を高める省エネです。省エネはCO2削減により地球温暖化対策になります。これをうまく訴求できればブランド価値の向上につなげることができます。商品のライフサイクルにおけるCO2排出量が削減できるので、環境にやさしい商品としてお客様にアピールすることもできます。
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